暑さと湿気に対応できるからだにするために 夏こそ!あたたかいスープを頂こう【大暑・末候】 

 

こんにちは。運営部の佐藤です。

昼間の太陽は、さんさん照りでにぎやか。とはいえ、雨の日だと、太陽のお祭り騒ぎは嘘のように過ごしやすい涼しさをたたえています。大気に充満した熱気を冷ましてくれる雨は、暑さで疲れ気味の私たちにとってありがたいものですね。

そんな移ろう季節を過ごす私たちですが、季節を春夏秋冬という大きな枠組みではなく、5日ごとに移り変わっていく季節として繊細に捉える七十二候や、15日ごとにめぐる二十四節気で捉えていくことによって、私たちのこころと体に対しても、その時々に細やかに必要なことを見つけることができるようになるんです!

そんなわけで今回は、二十四節気「大暑(たいしょ)」と、七十二候「大雨時行(たいうときどきにふる)」について解説して参りましょう。

 

二十四節気 7/23大暑(たいしょ)

暑さが最も厳しい時期です。この時期の後には、「立秋(8/7)」が待っています 。こんなに暑いのにもう秋が来るなんて、なんだか信じがたいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、めぐる季節はきちんとやって来てくれます。暑さの向こう側にある秋を思うと、もうひと踏ん張り!っと、猛暑も乗り越えられるはずです。

 

七十二候 8/2-8/6 大雨時行(たいうときどきにふる)

 

大地近くの大気が熱く湿り、入道雲がもくもくと立ち昇るころ。雷が鳴り響き、大地に打ち付けるかのような激しい雨が降りやすくなります。昔の人は、この時期の大雨や夕立を「篠突く雨」「覆盆の雨」「銀竹」など例えていました。情緒溢れる自然の景色に対して見立てるだけでなく、激しいお天気に対しても、美しい例えを用いていたのですね。

夕立の後は、盛大に打ち水をしたかのように気温が下がります。雨がもたらしてくれた暑さを和らげてくれる風。暦の上での秋が近づいてきていることを感じさせてくれます。

激しくアスファルトに打ち付ける雨に遭遇したら…あなただったら、どのように例えますか?

 

季節のおすすめ【暑さと湿気に対応できるからだにするために 夏こそ!あたたかいスープを頂こう】

 

暑さの極まる「大暑」の時期は、 ついつい冷たい飲み物や食べ物に手がのびますよね。しかし、夏だからといって冷たいものばかり食べているとからだを冷やす要因になります。外気の暑さに負けず、熱いものを食べることが大切ですよ。

さらに、大雨がしばしば降るという「大暑・末候」の時期。雨が多いと大気の湿気だけでなく、私たちのからだの中にある湿気もたまりがち。消化吸収や水分代謝の力が弱りやすくなります。普段の食事をスープに置き換えることで、からだの消化吸収と水分代謝をサポートしてあげましょう。

というわけで、今回のおすすめアクションは「あたたかいスープを頂こう」です。

早速ですが、今の季節にぴったりのスープを3つ ご紹介いたします。

(1)冬瓜を使ったスープ

冬瓜はほとんどが水分。淡白な風味であるため、夏バテ気味で食欲が落ちている方にとっても頂きやすいのではないでしょうか。冬瓜にはカリウムが多く含まれており、腎臓での老廃物の排泄を促す働きによって、むくみの解消にも役立ちます。桜海老やしょうがを加えて、中華風スープにしても良いですね。

(2)参鶏湯

私たち日本人にとって、参鶏湯は冬の食べ物というイメージがありますが、本家の韓国では夏の暑さが盛りの時に食べるのだそう!

鉄分とたんぱく質が豊富な鶏肉。お肉の中でも血をつくる力が非常に高いという特徴があります。 さらに、鶏肉以外の具材であるもち米やナツメなどにも胃腸の力を高めてくれる力があるのです!

「【夏のカラダ‐後編‐】~「心」を元気にする夏の過ごし方~」の記事を読んで、血流不足かも…と感じられた方は参鶏湯をつくってみませんか?意外と簡単ですよ。

(3)夏野菜たっぷりのミネストローネ

みなさまご存知の通り、トマトやなすなどの夏野菜は水分を多く含み、からだを冷やす効果があります。とはいえ現代人はどちらかというと、体が冷え気味の方が多いそう。そのため、夏野菜をサラダなど生で頂くと体を冷やしすぎてしまうかもしれません。そこをスープにすることで、体の熱を冷ましてくれる力を弱めることができます。

夏野菜と根菜、豆類も忘れずに入れて、様々な食材をいっぺんに食べて元気に夏を乗り切りましょう。

今回の二十四節気・七十二候はここまでです。お読みくださり、ありがとうございました。

 

編集後記

 

あなたがお気に入りの夏のスープのレシピも、ぜひ教えてくださいね。

それでは次回、立秋・初候の更新もどうぞお楽しみに!

 

(参考文献:『旬を楽しむ 日めくり七十二候』文藝春秋/『七十二候で楽しむ日本の暮らし』角川ソフィア文庫/『二十四節気と七十二候の季節手帖』成美堂出版/『七十二候のゆうるり歳時記手帖』雷鳥社/『くらしを楽しむ七十二候』光文社知恵の森文庫/『東洋医学式カラダとココロの整え方』河出書房新社/『もっとからだにおいしい野菜の便利帳』高橋書房/『血流が全て整う食べ方』サンマーク出版)

【二十四節気・七十二候とは】
1年を24等分し、約15日ごとに巡ってくる分割点(節気)を含む日、に名称をつけた二十四節気と――、その二十四節気をさらに5日(または6日)ずつの3つ(初候、次候、末候)に分けた期間を七十二候といいます。読みやすさを考慮して、記事のなかでは二十四節気は15日毎・七十二候は5日毎と表記していますが、実際はすこし変動があります。