大切なあの人に「返礼」しよう 【清明・末候】

桜ははらりと散りゆきましたが、その代わりとばかりに街路樹の花水木が満開ですね。

私たちの方を向いて咲き誇る桜とは対象的に、花水木は空高く太陽のほうを向いて花開く。

こんにちは。運営部の佐藤です。

何もかもが萌えきらめく未来への希望を感じずにはいられない初春、見目麗しい花盛りの仲春。そしていつの間にか、潤いと柔らかさが漂うこなれた晩春へと移り変わってきていますね。

◆15日ごとにめぐる二十四節気と、◇5日ごとに進む七十二候を捉えることで、今が今しか存在しないのだと、より鮮やかに感じ取ることができますよ。それでは、わたし達をとりまく今の季(とき)をご覧ください。

◆二十四節気 4/5 清明(せいめい)

すべてのものが清らかで生き生きとする頃です。蝶が舞い、鳥は歌い、若葉がもえます。

若葉のことを青葉といいますが、「青」は本来の青色を指すだけでなく、若葉の「緑」色も含んだ表現。夢や希望に満ち溢れる時代を「青春」といいますが、その言葉には、清明の頃のキラキラとした自然の輝きがこめられているようです。

◇七十二候 4/15~4/19 虹始見(にじはじめてあらわる)

その年に初めて、雨上がりの空に虹が架かる頃です。

からりと乾燥した冬から、少しずつ、大気に潤いが満ちてくるこのころ。水分がプリズムの役割となって光を反射することで美しい虹が空に架かります。

空に架かる虹は都合よく現れてはくれませんでしたが、小さな世界に架かる虹と出会いました♪

◇季節のおすすめアクション♪【大切な人にお礼を伝えよう♪】

冒頭でもお話ししましたが、花水木が見頃を迎えていますね。実は花水木は「返礼」という意味を持ちます。

というわけで、今回のおすすめアクションは「大切な人にお礼を伝えよう♪」です。

私たちは、多くの出会いによって限りないほどの恩恵を受けながら、いまの自分や環境がつくられています。

一番最初に思いついた一人でいい。

お礼を伝えたい人はいませんか?

その人に、LINEでもなくメールでもなく。

面と向かって伝えてみる。あるいは、それが難しかったらお手紙を書きませんか?

何を伝えるかをじっくりと考えて、一言でもいいから感謝の気持ちを伝えてみてくださいね。

今回の二十四節気・七十二候はここまでです。お読みくださり、ありがとうございました。

◇◇◇

【編集後記】

わたしはお礼を届ける相手として、父を選びました。わたしが最も大切にしている「あめつち」を運営することができているのは、ほかでもない父の支援があってこそだからです。

けれども、美しい気持ちだけではない多くの複雑な感情も混ざり合っていることもあり……。その一部分の感情を切り取って軽やかに「お礼」なんて伝えづらい。

…と言いたいところなのですけれど、結局ぐるりと一周まわって“ありがとう”としか言葉にできない不思議を感じています^^笑。

言葉の不自由さと、それでも言葉を使って何かを届けようとする。そのもどかしさが、たまりませんね(ちょっと変態?)♪

というわけで、それでは次回、穀雨・初候の更新もどうぞお楽しみに!

(★参考文献:『旬を楽しむ 日めくり七十二候』文藝春秋/『七十二候で楽しむ日本の暮らし』角川ソフィア文庫/『二十四節気と七十二候の季節手帖』成美堂出版/『七十二候のゆうるり歳時記手帖』雷鳥社/『増殖する俳句歳時記』

◆◇二十四節気・七十二候とは◇◆

 1年を24等分し、約15日ごとに巡ってくる分割点(節気)を含む日、に名称をつけた二十四節気と――、その二十四節気をさらに5日(または6日)ずつの3つ(初候、次候、末候)に分けた期間を七十二候といいます。読みやすさを考慮して、記事のなかでは二十四節気は15日毎・七十二候は5日毎と表記していますが、実際はすこし変動があります。

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