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2019-11-29

ほわっと、おでんで暖まる。オリジナル練り物をつくろう。

秋の散歩はなかなか先に進むことは出来ません。

北風に吹かれて舞い落ちた赤や黄色の木の葉が覆い尽くす山の辺の道を毎朝、子供と散歩しています。追いかけっこしたり子供が作ったデタラメな歌を聞いたりしながら歩いていると、突然しゃがみこみ動かなくなります。

子供の足を止めさせた犯人はどんぐりでした。

帽子を被ったきれいなどんぐりはなかなか見つけることが出来ないのでしゃがんでいる時間は長くなります。小さな手で拾うどんぐりはかわいいのですが、そんな子供にも北風が吹き付けます。

「ああ、今夜は温かいものが食べたい。」

よく考えたらこの秋は暖かかったので、まだおでんを食べていないことに気が付きました。
ですので、今回のテーマは「オリジナル練り物のおでんを作りましょう。」

練り物を作るなんて難しい事だとおもいませんか。
手軽にできる裏技があります。

地方によって様々なバリエーションがあるおでんの具材ですがオリジナルの練り物を作りもっとバリエーションを増やしてみてはいかがでしょうか。

まずは大根やコンニャク、玉子などの下茹でをしてください。
下茹でをしている間に練り物を作りましょう。

用意する基本の材料ははんぺんと里芋です。
一枚約100gのはんぺんに下茹でした里芋をフードプロセッサーで混ぜ合わせます。
しっかり揉みこんで空気を抜きます。これですり身の完成です。

ここにお好きな材料を組み合わせてオリジナルの練り物を作りましょう。

柚子の皮と生姜はみじん切りにしてすり身と混ぜましょう。香りの種類の少ないおでんに爽やかな香りを付けましょう。椎茸はいしづきを取り裏にたっぷり塗りましょう。よく考えてみると基本的におでんはキノコって入らないんですね。これもオリジナルになります。

蕪は一口大に切って包みます。サツマイモは焼き芋にしてから包みます。ハマグリは茹でて身を取り出してすり身と混ぜ貝殻に戻します。白身魚もすり身で包みます。

肝心の味付けは鰹だしと日本酒に濃口醤油と薄口醤油が12対1対0.5対0.5の割合を基本にお好みの味に変化させてください。

練り物以外の材料を鍋に入れて沸騰しないようにしながら弱火でゆっくり炊いてください。すり身が一番美味しく炊ける時間は10分くらいです。
それ以上炊くと旨味が出汁に溶け出してしまうので、あまりグツグツ炊かないでください。

おでんの湯気が漂う空間は幸せの象徴です。
そして今回は好きなものを入れたオリジナルのおでんです。自由に楽しみましょう。
チーズにプチトマトにブロッコリー、気になるものはすり身に包んで食べましょう。
新しいおでんで心から温まりましょう。

そういえば今回のお楽しみのひとつの焼き芋のすり身がありません。
というか、焼き芋がどこかにいきました。

不思議がっていると妻が写真を見せてきます。

そこにはバッチリ犯人が写っていました。

美味しそうに食べているからまあいいか。

焼き芋のすり身は次回に持ち越しになりました。

河向直樹

1978年奈良県出身。2005年より「山辺の道 花もり」という喫茶店を奈良県桜井市で夫婦で営んでいます。神話が好きで料理が好き。大神神社にある様々なミステリーを勝手に謎解きしながら日々仕込みをしています。今一番気になっていることはは大神神社の摂社である「神坐日向神社」が北向きに建てられている謎です。三輪はどれだけ住んでも飽きない場所です。

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